気のすむまでバケツ2杯分くらい

漫画の感想を書いていきます。主にBL 漫画 たまにBL 以外の漫画と小説も。

STAYGOLD 1

 秀良子さんのSTAYGOLD の感想です。宇田川町〜のおまけも収録の新装版を購入しました。

 

STAYGOLD 新装版 1 (onBLUEコミックス)

STAYGOLD 新装版 1 (onBLUEコミックス)

 

あらすじ

ひとつ屋根の下で暴走する片思い
「隙みせたら容赦しねーから覚悟しとけ」

―両親不在、血は繋がっていたり、いなかったり。ちょっとフクザツなお家事情の中山家は叔父兄弟と甥姪の4人ぐらし。それでも歪な「家族」は、なんとかうまくやってきた。―駿人(甥っ子)が優士(叔父)に好きと告げ、キスをするまでは。
13歳のままならない恋心は、大人と子供の境目で、ついに暴走をはじめる。

 

感想

(ネタバレ含みます。未読の方ご注意を)

 面白いなぁと思ったのが、お話の中でけっこうコロコロ視点が変わるんですよね。叔父の優士、甥の駿人、駿人のクラスメイトの女の子の美浦、優士の弟のコウ、コウの友人の日高、などなど。登場人物が多いから、こういう色んな人の目線で物語が進んで行くのがなかなか新鮮で面白いです。唯一、菊花ちゃん目線は今の所無かったですが。菊花は小さいけど、けっこうみんなの事を気にしていて大人びてる所があって魅力的です。そのうち菊花視点もあるのな。 

駿人と優士だけだったら1つ屋根の下でキュンとするBL…!という感じなんですが、そんな単純じゃない。そこに駿人の母であり優士の姉である女性の存在が入る事でちょっと暗い影が落ちているように感じました。心理状況的にすごく複雑じゃないですか。片方が身内に想いを寄せていてももう片方がノーマルならありがちだけど、もう片方も実は複雑だったっていうのが、こりゃあなかなか一筋縄にはいかなそうだなと。続き物なのも頷けます。

個人的には日高なかなか良いキャラしてて好きです。2巻以降も話に食い込んでくるみたいなので期待してます。1つの漫画で2つのBLを同時進行で拝めるなんて素晴らしい…!コウが日高をどう思っているのかが気になる所です。どうでも良い話ですが日高は某バンドの某ギタリストに顔も髪型も名前も似ている気がするんですがそこの所どうなんだろう(笑)流石に違うかなぁ。

駿人の誕生日の話はちょっと泣きました。家族へのプレゼントってあげる人とあげない人分かれると思うんですけど、私はわりと兄弟にあげていたし貰っていたので、コウと菊花がそれぞれ用意しているのに懐かしさを覚えてじんわりきました。クリスマスよりも誕生日が何より特別な日であってほしい派です(笑)誕生日に、帰ってきて誰もいないお家は寂しいよなぁ。

おまけで誰よりも早起きした菊花がコウと一緒にプリキュアみたいなの踊って寝落ちするのが可愛いかったです。

余談なんですが、私が昔コミケに行ってた時に秀良子さんがよつ●との同人活動をされていて、よつ●との家族パロディみたいな同人誌があったのを思い出しました。やんだが思春期の息子でとーちゃんが母ちゃんでっていう。ギャグだし全然違うけれど、何か印象が重なるところがあるのかふと思い出しました。たぶん家にあるはず…今度読もう。

 2巻の感想はまた近々書きます!